WORKS


小沢健二氏の関わった、色々な曲。




□「しらけちまうぜ(featuring小沢健二)」 『GRAND PRIX』東京スカパラダイスオーケストラ
1995/6/21 EPIC/SONY RECORDS ESCB 1591

昔の有名な曲をカバーしたものにボーカルとして参加している。

冒頭の声が耳に飛び込んできた瞬間、つい笑顔になってしまった。
多重の声の小沢さん。 歌が、ふだんよりちょっと上手い。

このCDには、他にもCM曲の「愛だろ、愛っ」とか、
岸谷五郎の歌う「東京デラックス」とか、
YOUの出てくる面白いお芝居とか、「真っ赤な太陽」のカバー、
「What a Wonderful World」のカバーなどが入っていて楽しめた。

歌詞カードに小沢さんの写真が小さく一枚のっている。



□「Pillow Talk」 『EN PRIVE〜東京の休暇』クレモンティーヌ
1992/7/1 SONY RECORDS SRCS 5898

フランスの歌手、クレモンティーヌが日本のミュージシャン数人と色々な曲をカバーしている。 そのアルバムの中の一曲。

小沢さんが編曲で参加しているのは「Pillow Talk ピロー・トーク」。
8曲目に入っていて、1〜7曲目までわりと柔らかい音だったのに、
きゅうに「ゴリッ」とした音が入ってきて、
「なんだろう?」と思って歌詞カードを見るとこれがオザワなのだった。

編曲だけなのに「小沢くん、わっかーい♪」という気がして楽しい。

他の曲もすごくよかった。
(ゴンチチの参加してる2曲はまたよかった。)

小沢さんのコメント: 「フランス語というのがひっかかったけど、よく考えたらフランス人なのであたりまえだった」だって。
らしい。



□「got to give it up」 『Marvin is 60』
1999/7/28 Polydor K.K..Distributed by UNIVERSAL MUSIC K.K.. POCT-1142

マービン・ゲイの追悼アルバムの日本版にだけ、小沢さんの歌う「got to give it up」が入っている。

はっきり言って一回しか聞いていない。
訳詞が微妙なのではないかと。

包み紙に小沢さんのコメントがついているのは嬉しい。



□「NIGHT AND SUNDIAL(夜と日時計)」
□「BIRTHDAY BOY」
□「BIRTHDAY BOY KARAOKE」
□「BIRTHDAY BITS」 『BIRTHDAY BOY [Maxi]』渡辺満里奈
1992/5/21 エピックレコードジャパン ASIN: B000064Q04

渡辺満里奈さんのマキシシングルに小沢健二プロデュースの4トラックが入っている。

「NIGHT AND SUNDIAL(夜と日時計)」は小沢バージョンと編曲も同じ。
ちゃんとご本人がギターを弾いている。
歌詞がちょこっ、ちょこっと女の子バージョンになっていて、小沢さんバージョンと比べると合わせ鏡みたいで面白い。

「BIRTHDAY BOY」は大好きだ。
明るくて楽しくて、一回聞いたらもうこのメロディが頭の中を回る。
聞くとさーっと心の中に新鮮な光が入ってくるような歌詞もいい。 編曲はすごくフリッパーズギターっぽいと思った。

「BIRTHDAY BITS」は曲の一部や満里奈ちゃんの「ナナナナ〜♪」をコラージュした短いトラックで、
「Ale」を彷彿とさせる。



□「大好きなシャツ(1990旅行大作戦)」
□「レイニー カインド オブ ラブ」 『Marina Watanabe Best Collection』渡辺満里奈
1991/7/21 Sony Music SRCL3978


渡辺満里奈さんのベスト版に入っている、DOUBLE K'O' CORPORATION作詞作曲編曲の2曲。
他に「BIRTHDAY BOY」と「夜と日時計」も収録。


「大好きなシャツ」は早いベースののりがジャズっぽくて「球体」を思い出してしまった。
冒頭の歌詞など、「小沢らしい!」という感じで泣ける。


「レイニー カインド オブ ラブ」は
お2人の「ダバダバ」スキャットにKnock Out!




□「キスをするのに・恋してるのに WHAT CHA' GONNA DO FOR ME」
□「ロマンティックな言葉くらいささやいて THE REAL THING」
□「夜はやさし TENDER IS THE NIGHT」
□「もう一度恋をしよう I CAN'T BELIEVE MY EYES」 『もう一度恋をしよう』相沢薫
E・11・25 ポリスター H30R-10009

ポリスターから出ている相沢薫さんのアルバムに、訳詞と作詞で参加している。

「キスをするのに・恋してるのに」「ロマンティックな言葉くらいささやいて」「もう一度恋をしよう」の3曲は、
特に小沢らしさというものは感じなかったが、でもこれは訳詞なので、すごいと思う。
日本語としてなめらかなところが。
元の歌詞を見たことがないのでどうか判らないが、
何も言われないで読んだら、初めから日本語で書いた歌詞かと思ってしまう。

「夜はやさし」は…小沢だ!
「蜜蜂」とか「古い舟」とか、いつもの小沢作品を彷彿とさせる単語がちらほらしている。

フリッパーズ時代の意味は判らないけどイメージの伝わってくるような歌詞と
「犬」での意味のはっきり判る歌詞との過渡期という感じがして面白い。



□「地図をずっと南へ」 『月日星(チイチョホイ)』NADJA(ナジャ)
E・10・25 ポリスター H30R-10006


これもポリスターから出ているNADJAさんのアルバムに1曲だけ作詞で参加している。

「地図をずっと南へ」は1:19しかなく、歌詞も短い。
しかも音が小さくて、聞き取れるか聞き取れないかくらいの声。
8曲目と10曲目のインターバルみたいな曲らしい。

曲自体は結構よくて、一回聞いただけで耳についてしまったし
跳ね回るピアノも良い感じなので、
こういうのじゃなくてちゃんとした1曲で聞きたかったかも。

まあ、短いとはいえ歌詞そのものは小沢らしい。
この曲で使った歌詞が使いまわされるなんてことは、全然ないのが良い。(←当然かもしれないけど、いいよね。)


□「恋はイエイエ(新・アイドルを探せ) Love is ye-ye(looking for my idol)」『FAB GEAR(ファブギア)』VARIOUS ARTISTS
1990/12/1 ポリスター PSCR-5210


小山田圭吾のレーベル「トラットリア」から出ているコンピアルバムに、
「double knockout corporation」作の曲が一曲入っている。
歌っているのは「FANCY FACE GROOVY NAME」という女性デュオ。
クレジットを見るとギターもフリッパーズの二人で弾いている。

歌詞がなんとなく、いつもの「ああ!そう来るか!」みたいな感じがないように感じるが、個人的感慨か。

このアルバムに入っている他の英語の曲の日本語訳も「double knockout corporation」となっている。


□「NO NO NO <Flippers + HF MIX>」
□「La La La... <Flippers + HF MIX>」 『89-99 Collection』Koizumix Production
1998/12/19 ビクターエンターテイメント ASIN: B00005GXOL



小泉今日子のリミックスアルバムに、
フリッパーズギターの二人がリミックスとギターで参加している。
「NO NO NO」の方は「♪タンタンタタタン」というドラムが
「バースデーボーイ」の頭のところと同じもの。

小山田さんはこれ以外に2曲、コーラスや作詞作曲でクレジットされている。
他にもオノヨーコだのテイトウワだの、チチ松村だの武内亨だの
よく耳にする名前が見える。


□「(I would want to)Go!」  「Enjoy yourself」  「Blue Tooth Blush 」  「Chocolate & Lemonade」  「Honeysuckle Rose」  「Lost & Found Papa,boy & I」  「Planet Rubber Ball  「Sending to your heart」  「Spies like us」  「自転車疾走シーン」  「英国音楽CM」 ロリポップソニック

フリッパーズギターの前身、ロリポップソニックの曲たち。
まさにフリッパーズギターの前身。

タイトルが格好良くて好き。


□甘夏組曲
というのは組曲のタイトルで、曲名は別にあるのだろうけど分からない。
ミディアムテンポの、てくてく歩いていくような可愛らしい曲。
恋をしている甘ーい気持ちに染められてしまう。

メロディから「アブラハムの子」を思い出すのは私だけだろうか。






□「おならで月まで行けたらいいな」
ポンキッキーズに出演したときやっていた曲。
コール&レスポンスが、おならだけに「ブー!」「ブー!」なのであった。
歌の中味はタイトル通り。
子供向きの分かりやすく楽しい歌だった。




□Lated Express
未発表曲。横浜アリーナで一回だけやっていた。
ほんとにこういうタイトルなのかどうかも分からなくて、
私には「名曲です」と聞こえた部分を、
「レイテッドエクスプレス」というタイトルだと聞き取った方もいて
そうよんでいますが。

「光る川」という歌詞で始まる。 サーカスみたいな色鮮やかなメロディの爆発に、駆け回るようなテンポだった。
頭の中でイメージを触発される歌詞がいっぱいで楽しかった。
これを読んだ人が「うそ、超聞いてみたい!」と思って「早く出して欲しーい!」という念波を
大量に送ってくれれば実現するんじゃないかと思って、こんなにも書いているのであった。




□潮風の唄
JRのCMソング。佐藤雅彦・内野真澄作詞、内野真澄作曲。
CMで小泉今日子さんと輪唱していた。

「佐藤雅彦全仕事」という本に楽譜がのっている。
ピアノで弾いてみると、素朴な感じの歌。



□「おしゃれ工房」テーマ曲
93年ごろ、NHK「おしゃれ工房」のテーマ曲を作ったらしい。



□吾妻中学校校歌
小沢さんのお父さんの俊夫さんの作詞作曲の、校歌。
胸を突かれるさわやかさときらきら感があって、
「小沢健二作じゃないか」という噂をそのまま書いたことがあるのを謝りたい。
俊夫さんが、この曲に対する思いを語っていた動画が吾妻中学のサイトで見られたことがあるけど
本人作じゃなかったら、そういう真実味はこもるまい、というような強い言葉だった。




◇「天使たちのシーン」 『I STAND HERE FOR YOU』大槻ケンヂ
1995/8/23 MCAビクター ASIN: B00005GRNB

大槻ケンヂさんによるカバー。
佐藤理のピアノがものすごい。



◇「今夜はブギー・バック」 『サイクル・ヒッツ 〜リミックス・ベスト・コレクション〜』Various Artists
1995/12/1 キューンレコード ASIN: B000006ZJW

小山田圭吾さんによるカバー。
「そっくりに歌っている」と噂を聞いたのだけど、あまり似ていない。
…ええと、「音楽としていいかどうか」より「オモシロイかどうか」を優先する小山田さんの姿勢は、
それはそれでいつか面白い音楽をぽいっと生むのかも、というとらえ方をしておく。



ほかにもいろいろあるらしいが、 新曲待ちの間の楽しみとしよう。



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